2018/01/11

シカの肉

こんにちはタラスキンボンカースです。

シカ角!

先日、玄関のドアーをコツコツする音がしたので出て行ってみると、両手にシカの角といういで立ちで立っていたのは、夏にイノシシ肉のカタマリを持ってきてくれた猟師のご主人でした。

そして奥様の両手にはシカ肉のカタマリ!!

「さっき撃ったのをさばいてきました!」ということで、お肉はまだ体温を保った温かさ。
シカ肉。

シカ肉のカタマリは、イノシシに比べて筋肉のパーツがややスマートな印象です。

筋膜がしっかりと厚くついているものの、切り分けることができます。
ヘモグロビンなどを多く含み赤みの濃い肉は脂肪がほとんどなく、いかにも躍動的に飛んだり跳ねたりするシカらしい。

処理が大変よくなされているのか、切り分けていても体液がひとしずくも出ません。

においもまったくしません。
さっそく。

まずはステーキにしてみました。

脂身がほとんどないので、「オイルを多めに調理に使うといい」というアドバイスをもらいましたので、塩・コショウを振って、さらに小麦粉を軽く振りました。
鋳鉄のフライパンにたっぷりのバターをとかして、やや低めの温度でゆっくりと焼きます。
つぶしたニンイクとローズマリー・タイムを加えましょう。

じっくりと焼き上がったところで、さらにバターをひとかけら加え肉によくからめますと、さっくりと焼けた表面の小麦粉がバターをしっとりと含んでくれます。

そして頂くと!!

ナイフを入れた時の「ザッグッ」とした感触は、イノシシ肉と同じく家畜にはないジビエ独特の力強い質感です。
そして、も、も、もっものすごくおいしいのです!

ザックザックとした弾けるような歯ごたえでいて、硬いわけではなく、ジューシーでうまみがありつつクセやニオイが全くありません。

シカ肉のステーキが次々と口の中に消えてゆきました。
さて、次はシカ肉のすき焼きにしてみました。

シンプルにネギのみを添えて、砂糖と醤油と酒のみで調理します。
生卵を絡めて・・・!

自然の恵みをいただいているという感覚が、ひしひしと感じられる食卓でした。
シカ肉最高。

ごちそうさまでした。