こんにちはタラスキンボンカースです。
先日、私たちの家の裏手で畑をやっている”おばさん”が玄関先に訪ねてきた。
「丸太を用意したんだけど・・・前みたいに階段を作ってもらえないかねぇ。」
私たちの家の裏手には、”おばさん”の畑のわきを通って50メートルほどの細い山道がある。
山道には何年か前に、同じように”おばさん”が用意してくれた丸太で作った階段があるのだけれど、そのいくつかが腐ってしまったり、イノシシに壊されたりしていた。
めったに通らない山道だけれど、時には国道にあるバス停へ行くのに使ったり、”おばさん”が肥料を運ぶのに使ったり。
”おばさん”が用意してくれた丸太は、樹皮をきれいにはいで、1メートルほどの長さに切りそろえてあった。しかも20本。
仕事の合間を見て、20段分の丸太の階段を作った。
そして翌朝。
家の玄関に”おばさん”が訪ねてきた。
「ありがとう。」と、たいそう喜んで、背中のかごから5kgのお米を渡してくれた。
「お礼。」
”おばさん”の家から私たちの家の玄関先までは、たくさんの階段と坂を登ってこなくてはいけないというのに、5kgのお米をわざわざ担いで持ってきてくれたのです。
そしてお昼頃、畑の向こうから再び”おばさん”の呼ぶ声がする。
「ショウガの味噌漬け作ってみる?」
”おばさん”の畑には、収穫時を迎えたショウガがたくさん。
土から抜いてくれた。
夏に、「かじって食べな」と抜いてくれていたショウガが、もうだいぶ大きく育っていた。
「塩を振って2日くらいおいて、出た水をきったら味噌に漬けるんだよ。1週間くらい漬けたら一度取り出して、新しい味噌に漬け直して少しおくと食べごろになる」
と、説明をうけ・・・。
大量のショウガを洗ったところ。
家じゅうがショウガのさわやかな香りでいっぱいになりました。
新鮮で、まだ柔らかなショウガは、カリカリとかじって食べるとジューシーでとてもおいしい。
カリカリとつまんでいるうちに、気づいたら3分の1ほど食べてしまっていました。
”おばさん”いつもありがとうございます。