2016/04/18

無骨でカッコイイ『PLYWOOD FRAME』

こんにちはタラスキンボンカースです。

『PLYWOOD FRAME(プライウッド フレーム)』。

もともとは、家の修理で出たたくさんのPLYWOOD(構造用合板)の破片で作った額縁です。

PLYWOOD(構造用合板)は、住宅をはじめ、木造建築の構造部分を構成するために使用する建築資材で、主にツーバイフォー工法(ウッドフレイミング)の住宅に使用されています。

ツーバイフォー工法(ウッドフレイミング)で建てられている建物は、世界的には多く、主にアメリカ、そしてカナダや北欧の住宅も、細かい方法に差異があるものの基本的にはこの方法で建てられている。
ウッドフレイミングというのは、ツーバイフォー材と呼称される2×4インチが基本サイズの(2×6・2×8・2×10などいろいろある)角材とPLYWOOD(構造用合板)を使って、建物を段ボール箱のような大きな箱状に組み立てる方法。

アメリカでは、3~5階建ての建物でもこの方法で作られるので、外観がビルディングのように見えても、実はウッドフレイムによる木造だったりもするのです。

PLYWOOD(構造用合板)の、縦横交互に重ねられた針葉樹の薄い板が、『引張り』や『せん断』『圧縮』『曲げ』などの力に、果敢に作用して建物を保持している。
薄い板の積層が、強い力を生み出す。

PLYWOOD(構造用合板)は、その性能によって等級や品質が規定されていて、用途に応じて使い分けがされる。

通常は、建物の仕上げに隠されてしまう、いわば縁の下の力持ち。
愛らしい、シマシマ模様の断面をした優しい姿に秘められたその能力が、カッコイイ。
『PLYWOOD FRAME』

家を支えるカッコイイ構造用合板で作った、小さなフレームです。
国立新美術館の地下1階<SOUVENIR FROM TOKYO>で販売中!