こんにちはタラスキンボンカースです。
昨日の朝、集落では『ヒジキ』の引き上げが行われていました。
朝早くからおじいさんやおばあさんたちが、一斉に舟でこぎだして、岩場の『ヒジキ』を刈り取るのです。
同時に、集落のあちこちでは焚火に薪がくべられて、大きなナベ(ドラム缶)にたっぷりのお湯が沸かされます。
刈り取った『ヒジキ』は、その日のうちに焚火の火で、グツグツと煮ること8時間。
こうしてできたものが、『生ヒジキ』。さらに、それを天日で干すと乾物として売っている、黒くてチリチリの『(干し)ヒジキ』となるわけです。
おじいさんやおばあさんの、賑やかな笑い声、そして景気のよい焚火の香りが集落中に漂っていました。
午前中、私たちは材料の買い出しに出かけたついでに、お花見。
近隣の町のソメイヨシノはまだ6分咲きですので、これからもう少し、お花見ができそうです。
ところで、この辺りではどこにでもたくさんのサクラが咲いているからか、木の下で宴会をする人はいません。
カラフルなちょうちんがかわいらしい、下田のサクラ並木。
誰もいない南伊豆のサクラ並木。
まだツボミがたくさんついています。
あと2回くらいはお花見ができそうなので、得した気分です。
帰り道。
僕たちの家がある集落は、町から山を越えた海辺なのですが、山には山のサクラが満開になっています。
いわゆる『ヤマザクラ』ですが、ソメイヨシノの原種を含むさまざまな種類のサクラが思い思いに咲いていて、色は、白・薄いピンク・緑・黄緑など様々。
こうして、山をぼんやりと眺めるのも、ステキなお花見となるのでした。