2016/04/01

楽しいことイロイロ。

こんにちはタラスキンボンカースです。

皆さんの近くのソメイヨシノは、もう咲いたでしょうか。

今年は雨や曇りの日が多いせいか、ソメイヨシノの開花が遅く、ぼんやり春を待っている間に4月になってしまいました。

先日、近所のシバ犬をヨシヨシなどとやっていると、ご主人が「タケノコ食べるぅ?」と言うので喜んでもらってきた。

掘りたてのタケノコです。

春はちゃんとやって来ていましたね。
さっそく、お弁当に詰めました。

タケノコご飯と、グリルタケノコです。

掘りたてのタケノコは、アク抜きをしなくてもそのまま食べられる。
クシ切りにして、オリーブオイルと塩で、ほっくりと焼きますと、濃厚な味でものすごくおいしい!

お弁当をもって春の海辺へ出かけることにしました。
ララ~。

海辺へ向かう海岸性植物の林を歩いてゆきます。

海岸性植物は、海辺にだけしかない植物のほか、山などに生えている植物の海岸バージョン(名前にソナレ=磯馴れ~と付く)というのがあって、見ていてたいへん楽しい。

潮風や強い太陽光などの海辺の環境に適応するように、あちこち進化したものだけが生き残っているのです。

海岸バージョンというのは大抵、強い海風に耐えられるように葉っぱが厚くて硬くなっているとか、強い日差しを照り返すようにツヤツヤになっているとか、乾燥に耐えられるように葉っぱの形が変わっているなど。

こうして生き残れるものだけが茂っている林の中は、何となく強い生命力が漲っている気配。
キブシが咲いていました。

春の訪れを告げる、白とも黄とも緑ともつかない色の花。

山に生えているキブシよりも花が大きくて、ずっしり、ずんぐりとしている。
ウラシマソウ。

サトイモ科の植物で、ちょっとブキミ。

赤黒い花のような部分の先端がムチのように長く伸びていて、浦島太郎がもっている釣り竿のように見えることからウラシマソウという名前。

山ではちょっと日陰に生えていることが多いのだけれど、ここでは炎天下に群生していました。
岬に出ました。

辺りの地面をおおっているのは、自生の芝生とイソギクなどですが、よく見ると、草のように見えるのは小さく矮化した木です。

トベラ・マサキ・シャリンバイ・ウバメガシなど、通常だと3メートルほどに成長するはずの木が草のように地面に這っている。
断崖絶壁。

20メートルくらいありそうです。

岩場で何やら見つけた様子。

タケノコご飯のお弁当を食べて、あちこち歩きまわっていると、一風変わった雰囲気の岩がありました。

この辺りの岩場は、多くが大昔の海底が隆起してきた地層であったり、溶岩そのものであったり、噴出物に混ざって地中から運ばれてきた岩石であったりするので、変化に富んでいて楽しい。

さて何が見つかったのでしょう。

ルーペを当てて観察。
こっっこれはっ!

岩の中でキラキラと光っているのは、水晶でした。

大変な発見!と、思って喜んだのですが大して珍しくないのだとか・・・。

とにかく、身の回りの小さなことに目を向けるのは、実はうんと楽しいことなのでした。