2014/01/09

初詣へ

 こんにちはタラスキンです。

遅ればせながら、初詣へ出かけました。
下田の白浜にある『白濱(しらはま)神社』です。

このまっ赤な鳥居は、その昔(たいへん昔)、南方の海から
事代主命(ことしろぬしのみこと)がやってきた場所です。

事代主命は、その後、7日の昼夜にわたり伊豆の島々を10コ
造りました。

初めに造ったのは『初島』
そして、神々の集会所にと『神集島(神津島)』
一番大きな『大島』
海の塩を盛り上げた『新島』
3人のお供の家を建てた『三宅島』
自らの蔵を置くための『御蔵島』・・・。
とんび。

風があって、海は荒々しい表情です。

そんな中、深い森に囲まれた『白濱神社』の境内だけは
異空間のように、静まり返った静粛な空気があります。

いつ来ても、『白濱神社』は異空間のようです。
”どんど焼き”のやぐら。

神社から少し歩くと、白い砂浜の海岸にでます。
夏には若者でにぎわう『白浜大浜』です。

とてつもなく大きな”どんど焼き”のやぐらが、
ひとっこひとりいない白浜で、ぽつんと風に吹かれていました。

沖にみえる三角形の島は、10番目に造られた島
『十島(利島)』です。

神話が神話にとどまらない、そんな空気。
爪木崎。

『白濱神社』から、車で5分ほどゆくと、小さな岬の先端
『爪木崎』です。

ここはスイセンの群生地で、今がちょうど花盛り。
水に浮かぶスイセンの球根は、その昔、
中国大陸から海を渡ってやって来たようです。

そうして、岬の吹き溜まりみたいな場所に根をおろし・・・。

いかにもそんな、意味ありげな場所に、
意味ありげに咲いています。

もちろん、今では人の手で管理されているのですが。
爪木崎灯台。

スイセンの丘のさらに先には真っ白な灯台が立っています。

風当りの強い、一番すみっこの場所にじっと立っている灯台。
大好きです。