こんにちはtarasukinです。
のこ日は、『南アルプスあぷとライン』に乗車します。
この鉄道は、もともとダム建設用のトロッコで、
日本一の急勾配を登る鉄道です。
線路の真ん中にある歯車。これがアプト式。
途中の最も急勾配の区間にだけ、この歯車がついています。
その区間だけ、このアプト式機関車が連結されます。
ガチャリ。
右側の大きい機関車がアプト式機関車です。
この機関車が歯車を使って、急な坂道をグングン登る仕組み。
アプト式機関車を連結して、出発ー。
オモチャのように小さい列車でカワイイー。
小さな車内もカワイイー。
列車は、とてもゆっくり、ガタガタと走ってゆきます。
途中、車掌さんが、いろいろと説明をしてくれます。
急勾配区間を登りきると、再びアプト式機関車を切り離して、
列車は崖っぷちをゆっくり走ってゆきます。
非常に危うい鉄橋の上を渡ってゆきます・・・。
「関の沢鉄橋」は谷底までの高さが71mもあって、
日本一高い鉄道僑なのだそうです。
列車は鉄橋の真ん中で、しばらく止まってくれたりして。
非常に楽しい!
乗車しておよそ2時間。終点『井川』駅に到着。
始発駅から終点駅まで、途中12個の駅を通過しますが、
ほとんどの駅が無人で、乗る人も降りる人もあまりいません。
ここで列車は、折り返しになります。
駅には、小さな売店。少し歩くと井川五郎ダムがあります。
帰り道。カタコト・・・。
帰りも同じように、急勾配区間ではアプト式機関車を連結して
ゆっくりと下ってゆきます。
木立や雪山、湖や渓谷・・・。
ゆっくり過ぎ去る車窓の風景と赤い列車が、とてもカワイイ。
ここが終点(始発)の『千頭(せんず)』駅です。
たぶん、春の新緑や秋の紅葉の季節がシーズンなのですが、
雪山を望むこの季節は、ゆっくり静かに楽しむことができます。
2時間ちょっと。古くて懐かしくて、本当に楽しい鉄道の旅でした。