2013/02/18

大井川鐡道

  こんにちはtarasukinです。

のこ日は、『南アルプスあぷとライン』に乗車します。

この鉄道は、もともとダム建設用のトロッコで、
日本一の急勾配を登る鉄道です。
 線路の真ん中にある歯車。これがアプト式。

途中の最も急勾配の区間にだけ、この歯車がついています。
その区間だけ、このアプト式機関車が連結されます。

ガチャリ。
右側の大きい機関車がアプト式機関車です。

この機関車が歯車を使って、急な坂道をグングン登る仕組み。
 アプト式機関車を連結して、出発ー。

オモチャのように小さい列車でカワイイー。
小さな車内もカワイイー。

列車は、とてもゆっくり、ガタガタと走ってゆきます。
途中、車掌さんが、いろいろと説明をしてくれます。

急勾配区間を登りきると、再びアプト式機関車を切り離して、
列車は崖っぷちをゆっくり走ってゆきます。
非常に危うい鉄橋の上を渡ってゆきます・・・。

「関の沢鉄橋」は谷底までの高さが71mもあって、
日本一高い鉄道僑なのだそうです。

列車は鉄橋の真ん中で、しばらく止まってくれたりして。
非常に楽しい!
乗車しておよそ2時間。終点『井川』駅に到着。

始発駅から終点駅まで、途中12個の駅を通過しますが、
ほとんどの駅が無人で、乗る人も降りる人もあまりいません。

ここで列車は、折り返しになります。

駅には、小さな売店。少し歩くと井川五郎ダムがあります。
帰り道。カタコト・・・。

帰りも同じように、急勾配区間ではアプト式機関車を連結して
ゆっくりと下ってゆきます。

木立や雪山、湖や渓谷・・・。
ゆっくり過ぎ去る車窓の風景と赤い列車が、とてもカワイイ。
ここが終点(始発)の『千頭(せんず)』駅です。

たぶん、春の新緑や秋の紅葉の季節がシーズンなのですが、
雪山を望むこの季節は、ゆっくり静かに楽しむことができます。

2時間ちょっと。古くて懐かしくて、本当に楽しい鉄道の旅でした。