2011/03/30

春の海

こんにちはtarasukinです。

 春の海では、ワカメやヒジキの収穫がはじまりました。
小船の上から、3メートルほどある長いカマを使って、
磯辺の海藻を刈り取ります。

 いかだを沈めて育てているワカメもありますが、
波打ち際の海底には、自然のワカメやヒジキが
たくさん生えているのです。

 おじさんやおばさんが、じっと水底に目を凝らして、
(または箱めがねで探している人もいます。)
「えいっ」と、水につっこんだ長いカマをひっぱって
海底の岩にはえた海藻を刈り取るのです。

 刈り取ったワカメは、昆布のようにピロピロとながくて、
チャイロい色をしています。

 生のワカメはそのままザクザク切って、サラダに。 
また、ワカメのしゃぶしゃぶも人気の食べ方です。
お肉のしゃぶしゃぶ同様、ポン酢やゴマダレで。
そして、茎の部分は、こまかくきざんで湯通しして
温かいご飯と一緒に食べます。メカブです。

 ワカメはお湯に通すと、パッと鮮やかな緑になります。

 一方、ヒジキは煮たり干したり、長い時間加工します。
もう少し春が深まると、あちこちでひじきを煮たり
干したりする、そんな風景が見られるようになります。

2011/03/26

赤・緑・キイロ・青

こんにちはtarasukinです。
 
いろいろな色の網。
先日、bonkersが農業資材売り場で見つけたもの。
赤・緑・キイロ・青。
いろいろな色には、理由があるようです。
 
赤い網には、ミカンやタマネギ。
緑の網には、キャベツや白菜。
キイロの網には、レモンや夏みかん。
青い網には・・・・。
 
にかく、何か理由があっていろいろな色なのだけれど、
そのいろいろな色が気に入って、買ってきた。
そして、さっそく作ったなにやら小袋。
(中に浜で拾った貝殻が入っている・・・・。)
 
いったい何が出来上がるのか、楽しみ。

2011/03/23

水・電気・明かり

初めての「計画停電」。先週末のこと。
 
僕たちの家では、電気が止まると水道も止まります。
この日は夕方から夜にかけての停電。
水をバケツに汲んで、おにぎりを作って備えます。
夕食のときに洗いものが出なくてもいいように。
 
時間通りに電気が消えて・・・・。
薄暗がりの中で、ろうそくに火を点けますが・・・。
この日、作っていたのは
『いろいろな布のコースター』
 
『いろいろな布のコースター』は、
リネンや麻布をbonkersが草木染しています。
サクラ・ヤシャブシ・クサギ・ビワ・センダングサ・・・。
どれも野山で集めた草木です。
 
この日は、縫製の途中。 
電気をたくさん使うアイロンは効率よく使って節電。
ミシンも停電までに済ませておきます。
停電中は手作業を続けようと思ったのですが、
 ろうそくの明かりの下では何もできず・・・・。
 
水・電気・明かりの大切さをじっくりと噛み締めます。
今日の夕方、再び停電になる予定です。
 
翌日出来上がった『いろいろな布のコースター』は、

2011/03/21

こんにちは。

こんにちはtarasukinです。
 
つらい震災が起って、長い一週間が過ぎました。
幸い、僕たちは元気に暮らしています。  
 
こんな日々の中でも、菜の花はきれいに咲いて、
ウグイスが春の訪れを告げています。
 
こうして、花を眺めて居られる僕たちにできること、
一つでもいいから探して、
実行に移してみようと思います。
 
そして、ほんの一つでも、
苦しみの拭われることを願っています。

2011/03/12

潮が動いています。

こんにちはtarasukinです。
 
大きな地震でした・・・。
 
すぐに荷物をまとめて、外に出ました。
裏の畑には”おばさん”がいて、
「フラフラする」と、いっています。
 
ゆっくりと、大きく揺れたので、
フラフラするのです。
ゆっくりゆれるので、大きな被害はありませんが、
海面の高さが、上がったり下がったり・・・。
潮が動いているようです・・・・。

2011/03/08

春の海辺で

こんにちはtarasukinです。
 
今日は週に一度の買出しの日です。
毎日、チクチク・トントン作っていたものが少しずつ
出荷を終えて、何だか久しぶりに
ゆっくりお買い物に出かけるような気がします。
 
お弁当を作って出かけましょう。
 
庭の隅っこで摘んできた「フキノトウ」を
味噌であえて、オニギリに。
つぎつぎと、新芽が出てくる「菜の花」は
さっと塩茹でして、おひたし。
だし巻きタマゴ。
裏の畑の”おばさん”がくれた
「キヌサヤ」と「ブロッコリー」は、バターソテー。
小さな白い砂浜の集落で、お弁当を食べましょう。
 
隣町のスーパーマーケットまでは、およそ25キロ。
その間、小さな海辺の集落を4つほど通り過ぎます。
それぞれの集落が、
それぞれ異なる雰囲気の海を持っています。
 
ゴロゴロ石の荒々しい浜辺、
富士山を望む風光明媚な浜辺。
ひっそり穏やかな、小さな入り江。
そして、白い砂浜の青い海。
 
パシャ・・・・パシャ・・・・・・・・。
と、静かな波の音を聞きながら、お弁当をパクパク。
白い浜辺には、僕たちの他には人影もなくて、
この静けさが、なんともいえなくよい気持ち・・・。
無人販売所。
 
道のわきや、山の中、畑の横なんかにあります。
野菜が中心の小屋、シイタケの小屋、たくあんや
梅干など、加工したもののおいてある小屋、
産みたてのタマゴの小屋など
いろいろな小屋があります。
 
とれたて新鮮なのはもちろん、
価格も良心的で、地物の味が堪能できます。
 
たいてい、小さな屋根の付いた小屋のようなもので、
お金を、小さなビンの中に入れて買うものや
竹筒の貯金箱みたいのに、チャリンと入れるもの、
そして、こういう風にロッカータイプのものもあります。
 
今日は、このロッカータイプの無人販売所で、
キャベツ2個、100円。
小さいカブは、20個100円。
 
チャリン、チャリン。

2011/03/04

山のみかん

こんにちはtarasukinです。
 
僕たちの住んでいる伊豆半島では、柑橘類の畑を
あちこちで見かけることができます。
 
いろいろな品種の柑橘類が、一年をつうじて
実をつけているので、
山の畑にはいつでも、キイロやオレンジ、黄金色の
まあるい実がぶら下がってます。
今朝の散歩は裏山です。
 
はく息が白いほど、空気はヒンヤリとしていますが
空は青くて、やさしい朝のひざしです。
僕たちの家の裏は、マテバシイの森になっています。
 
山をぐるっと一回りして、1時間ほどの
ちょうどよい、お散歩コース。
細い山道の上り口は、石畳になっています。
 
今では、細い山道のようにしか見えませんが、
昔は子供たちが、集落にある学校に通う為に
歩いた道だったそうです。
また、大人たちは海で捕れた魚を担いで
隣の山村まで、この道を通って行商にいったそうです。
 
国道が通るよりずっと昔は、この山道が
賑やかな”通り”だったのだそうです。
そんな山道の先の先には、
もう誰も手入れをしていない、みかん畑。
 
みかんといっても、甘夏かサンポウカンかハッサクか。
誰も手入れをしなくても、ヤブの中に埋もれながらも
今年の実を、たわわに実らせていました。

2011/03/02

春のお昼ごはん

こんにちはtarasukinです。
 
河津桜。
 
僕たちの住んでいる伊豆半島の南のほうでは、
この河津桜がまず最初に咲き始めます。
たいてい、2月下旬から3月上旬。
 
ピンク色の濃い、モリモリとした桜の花は、
いかにも南国のイメージです。
河原に延々と咲く姿は、迫力があります。
 
この日は、『ハギレのクッションカバー』を出荷。
その途中、桜の下を少し歩いてみました。
圧倒される鮮やかな色。
 
ひと足早い春です。
 
伊豆半島の桜は、
カワヅザクラ→ソメイヨシノ→山桜・オオシマザクラと
と、5月の若葉の時期まで続きます。 
春のお昼ごはん。
 
ポカポカとよい天気のお昼には、
庭で摘んだ「春」のごはん。
 
フキノトウ・ノビル・菜の花。
 
ぬるく温めたオリーブオイルにバターを放り込んで。
刻んだ「春」の草をオイルに絡めて、塩を振ります。
(草に火を通さないようにしましょう)
 
ペンネなどのパスタは、たっぷりの塩で硬めにゆでて
「春」の草とオイル、ほんの少しのゆで汁を和えます。
 
お皿に盛ったら、
刻んだフキノトウと、咲いた菜の花をちらして、
ひとかたまりのクリームチーズをポンとのっけて
出来上がり。
 
塩とバターとオリーブオイル。
そして力強い「春」の草と
さわやかなクリームチーズのシンプルな味。
ぜひ。