2018/05/16

丁寧で力強い暮らし

こんにちはタラスキンボンカースです。

今日は、私たちが暮らしている小さな海辺の集落をご案内しましょう。
私たちが暮らしているのは、伊豆半島の南の端っこにある小さな海辺の集落です。

世帯数はおよそ80。

伊豆半島は、数百年前に現在の太平洋沖からプレートの動きに伴って日本列島に押し込まれた海底火山群が隆起したもので、プレートとしてはフィリピン海プレートの上に乗っかっています。

そんな成り立ちから、海岸線に平地は少なく海から山がせり立つ地形となっています。

つまり、伊豆半島の東沿岸を走る国道135号線と西沿岸を走る136号線の工事は崖に道路を作るようなもので困難を極め、ことに私たちが暮らしている伊豆半島の南端に道路が到達したのは半島の中では最も遅い1972年(昭和47年)のこと。

それまでは山道を歩くか、船で近隣の地区との行き来をしていたのだそう。
これらの環境が、この集落の暮らしぶりを今につなげ続けてきたのに違いありません。

波打ち際程度にしか平地はないので、人々の暮らしはほぼ、こんな階段の連続の中で営まれています。
わずかな平地に肩を寄せ合うように家々が並ぶ。

家々の間を縫う路地は車の通れる広さはなく、まるで迷路のようです。

立て掛けられた手押し車は日常の荷物の運搬用に使われるもので、吊るされた赤い網はイセエビ漁に使用するもの。

海辺の暮らしでは、船はまるで自家用車のようでもあるし、海の幸はまさに生活の糧となっています。

それはまるで、都市のビル群に人々が働くのと何ら変わらず、ここでは波の向こうに人々が仕事を持っているのです。
丁寧に干されているイセエビ漁の網。

網の仕掛けは、漁をする人がそれぞれ自分で作るのだそう。
浮かぶロープや沈むロープ、オモリやウキなどが細かに組み合わせられていました。

こうして仕事の道具を丁寧にそろえ、丁寧に扱う。
路地を抜けると、その先は碧い入り江です。
入り江の波止場。

これは、いつも私たちが家のベランダから見ることのできる景色。

ベランダからは、くぐもったエンジン音を伴って波止場を出入りする船の姿を見ることができます。
再び集落の港へ戻り、これは漁船の上の景色。

漁師の手で複雑に張られたロープや、それぞれの用途をもった金具の類。
ウキを付けたロープの輪っか。

このロープの輪っかは、港で最もよく見ることのできるロープの取り扱い方。
船を係留したり何かにひっかけたりする際にさまざまなサイズのこの輪っかを使います。

こんな、あらゆる暮らしの道具には、くまなく人の手が添えられています。
それは、ここで暮らす人たちの力強い生活力が添えられているようでもあります。

ここには、昔から変わらないのであろう丁寧で力強い暮らしぶりが今も残っているのです。
漁港から集落を振り返る。

家々の背後にせり立つ緑の山の中に、トンガリ屋根の私たちの家が見えます。

日本各地の風土、暮らしぶりが均一化してゆく昨今、ここに見ることのできる丁寧で力強い暮らしぶりはとても貴重なものなのです。

2018/05/09

SOLID WOOD カッティングボード

こんにちはTARASUKIN BONKERSです。

『SOLID WOOD カッティングボード』

ゴッツリとした木のカタマリの存在感をそのまま、テーブルウエアにしました。
両手に収まる程度のサイズのカッティングボードで、分厚く、ずしっとした重量感がたまりません。

使用される樹種や部位はさまざまですが、多くが製材に適さない凹凸の激しい根の付近や樹皮に近い部分です。

こちらはカバの木の根部となっています。
ぜひ自分にしっくりとくるカタチをお選びください。

ひとつとして同じものはなく、どれも個性的なカッティングボードです。
船舶などで使う、ステンレス製のボルト金具がフックとして取り付けられていますので、吊るしておくことも可能。

カッティングボードといっても、ほぼチーズボードなのでフルーツやチーズを盛り付けて、いつもの食卓をドラマチックに。

カバのカタマリの『SOLID WOOD カッティングボード』は
福岡<BBB&>糸島<bbb haus>でどうぞ。
ロープは海辺で最もよく見かけるモノかもしれません。

太さや色はもちろん、素材や用途もさまざまで、ロープひとつで物語が作れそうなほどです。

とある漁港では、見たこともないようないろいろな色のロープが取手として取り付けられたトロ箱が積み重ねられていました↑。
『PLYWOOD FRAME rope handle(プライウッドフレーム ロープハンドル』

そのままロープの取っ手が付いたトロ箱にインスピレーションを得ているアイテムです。

様々な色に染色されたロープのハンドルがついたコミカルなフォトフレームです。
ハコのようなサイズ感なので、デスクや棚の上に置くことができます。

『PLYWOOD FRAME rope handle』は福岡市<BBB&>糸島<bbb haus
また六本木<SOUVENIR FROM TOKYO>でお好きな色のものをお選びいただけます。
真鍮製のヨット金具。

ヨットのみならず、漁船の上でも見かけることができる脱着式のフックです。
『流木のHANGER』

個性的なシルエットの流木に真鍮製のヨット金具、そしてロープの巻き方や編込み方は船の上でマストなどに張られているロープの扱い方にヒントを得ているものです。

海のモチーフで構成された『流木のHANGER』は、青山<CIBONE Aoyama>銀座<CIBONE CASE>でお選びいただけます。

2018/05/04

BEACH COMBING

こんにちはタラスキンボンカースです。

今朝の作業。

小分けにして並べているのは、ひごろ近くの浜辺で『ビーチコーミング』して集めている小石や貝殻、そしてプラスチックや流木などの漂着物です。
私たちの家の前の入り江では、陶器のカケラを拾うことができます。

これは、波の少ない入り江でなおかつ、人々の暮らしがそこにあることを意味しています。

砂と潮で磨かれた浜辺の漂着物は、波の入り方や風の当たり方、周囲の環境によって浜辺ごとに、物も形も異なっている。
私たちの家のベランダから見える入り江。

これまで、波止場に並ぶ舟が見えていたアングルなのですが、手前の木(庭に生えているエノキの梢)がグングンと育ってもう、まともに舟は見えなくなってしまいました。
浴室の窓から。

梢の間から見える波止場は、今日もキラキラと輝いていました。

『ビーチコーミング』の楽しみを網の中に閉じ込めたペーパーウェイト『BEACH COMBING』は間もなく福岡県糸島市のゲストハウス<bbb haus>にてお手に取っていただけます。

ぜひ!!

2018/05/02

KNOT bag "TRAVEL"

こんにちはタラスキンボンカースです。

5月になりました。

新緑のまぶしい季節ですね。
ゴールデンウィーク真っ最中!!皆さまいかがお過ごしでしょう。

タラスキンボンカースはこんなことをしていますよ。

 この茶色いものは、牛の革です。
こんな厚み。

決まったサイズに切りそろえて、表面・裏面・そして小口を磨きます。
さらに切りそろえて・・・。

『TARASUKIN BONKERS』と焼き印を押して、なおかつ丸印をつけています。
ポンチで丸印のところを抜きます。

そしてこの革でできた『パーツ』が何になるのかというと・・・。
『KNOT bag "TRAVEL"(ノットバッグ トラベル)』

名前の通り、1泊の旅行にぴったりのラウンドシェイプのトートバッグです。

革でできた『パーツ』は、真鍮のハトメで固定されて取手が取り付けられています。

赤いロープのハンドルがポイントの『KNOT bag "TRAVEL"』は
福岡<BBB&>
また
糸島<bbb haus>
で、お求めいただけます。

1日分の着替えを詰め込んで、気ままな旅に、ぜひ!

2018/04/25

もうすぐ5月

こんにちはタラスキンボンカースです。

家々の庭先に、大きな鯉のぼりが立ち始めました。
『もうすぐ5月』ですね。

ここは『弓ヶ浜(ゆみがはま)』

南伊豆町の海岸で、名前の通り、弓なりの白い砂浜がエレガントな場所です。
青い空青い海そして山の色はキミドリ。
キミドリ。

キミドリの正体は、芽吹き始めたシイノキ(おもにスダジイ)です。

伊豆沿岸の山には、シイノキが多く生えていて、シイノキの若葉は目が覚めるようなキミドリ色をしています。

この山の色が、『もうすぐ5月』の風景です。
そして『もうすぐ5月』の音。

「いっち、にー!」「そーれっ!」
「いっち、にー!」「そーれっ!」

家の前の入り江からは、『カッターボート』を漕ぐ、臨海学習の子供たちの声が聞こえてきました。

2018/04/24

丸ノコ作業

こんにちはTARASUKIN BONKERSです。

「ジャキーン!」
丸ノコを振り上げてカッコつけているところ。

今日は丸ノコを駆使する作業に取り掛かっています。

丸ノコにはやや太めのコードが付属しているのですが、コレを足で知らずに踏んづけていたりなんかして、コードが引っ張られて丸ノコが前に進まなかったりする。

「面倒なコードめっ!」
というわけで、コードを肩にかけて作業すると、すこし楽。
これが高速回転すると思うと、いつ見てもコワイ。

丸ノコのギザギザの刃は厚みがおよそ2mm。
ですから、丸ノコで何かを切ると、2mm分が細かい粉になってなくなる。
切り込んだところ。

丸ノコの刃の厚み分、2mmの溝ができた。
この溝をたくさんたくさん作って・・・。
溝と溝の間に残った部分を、ノミで削る。
できた。

単純にこの段差を作りたかっただけなのですが、幅15mmのこの段差を作るのに、丸ノコがおよそ7回、ココを切り込みました。

加工材の長さが1820mmで、段差の幅は15mm深さは5mmなので、136500㎣の材が細かい粉となって私のアタマに降り注ぎました。

きっと、もう少し簡単な方法があるはず。だと思います・・・。

2018/04/18

海辺の暮らしから

こんにちはTARASUKIN BONKERSです。

私たちの家のある集落は、入江に面した小さな漁村のようなおもむき。
家から200メートルほどの場所にある波止場では、こんな具合に漁具がぶら下がっていたりする。

ウキやカゴ、アミやロープといった量の道具は、どれも使い古された気配で無造作にも見えるけれど、同時に活き活きとしても見える。

それはどことなく、集落に居る漁師のおじさんとも似ている。
KNOT bag(ノットバッグ)

KNOT(ノット)というのはロープの結び目のことで、波止場ではいろいろな種類のロープと、いろいろな種類のKNOT(ノット)を見ることができる。

たとえば『KNOT bag』で取手の部分に使用している編込みは、『アイスプライス』という名前のKNOT(ノット)で、ロープの先端を輪にする方法。

それぞれのKNOT(ノット)にはこうして名前がついていて、用途に合わせてその方法が使い分けられている。

ここでは、ロープと暮らしが結び目そのもののように繋がっているのです。
こちらは、船に張られたロープ。

船の上では、いろいろな種類のKNOT(ノット)はもちろん、いろいろなカタチの船舶金具を見つけることができる。

集落の暮らしの中では、こうしたいろいろな道具や部品が使い分けられていて、その一つ一つを見るのは、とても楽しい。
『流木のHANGER』

浜辺の流木と、船の上で使われるKNOT(ノット)、船舶金物で形作られたハンガーです。
私たちが興味津々見つめている、海辺の暮らしそのものがモチーフとなっています。

『流木のHANGER』は、
CIBONE Aoyama
CIBONE CASE
でお求めいただけます。