2024/03/15

自分で作る「おやつ」

こんにちはタラスキンボンカースです。

ときどき食べたくなる「おやつ」。
私たちの家は、スーパーマーケットやお店のある場所からとても遠い(13キロ離れている)ので、食べたい時にちょっと買いに行くということができません。

そんな環境がそうさせたのか、食べたいものを「作る」という思考が自然と身につきました。

↑『みたらし団子』

たいていの「おやつ」は、家にある材料で作ります。

上新粉をこねて、丸めて、茹でる。
砂糖・醤油に水を加えて煮立てて、片栗粉でとろみをつけた餡をかけて出来上がり。
↑『甘食』

ふいに、懐かしい味の『甘食』が食べたくなりました。

台所には掃除用に買ってあった「重曹」が・・・。
重曹のパッケージには、「台所の掃除やお菓子作りに」と書いてありましたので、さっそく小麦粉と砂糖をこねて重曹を加えて焼く。

ふっくらしっとりとした懐かしい味の『甘食』が出来上がる。

ちょっと食べたい「おやつ」。
すこし手間かもしれないけれど、自分で作って食べると、とにかく嬉しい味がする。

2024/03/04

初めてのコンクリート打設

こんにちはtarasukin bonkersです。

この週末、ひさしぶりに行った『新しい作業場』の工事は、コンクリートスラブの打設作業でした。

コンクリートの打設は、私たちの人生において行ったことのない作業であり、難易度が高いといわれている作業なので、念入りな準備と念入りなイメージトレーニングで挑みました。

コンクリートをこねるためのミキサー(オレンジ色の)は、昨年の秋に買っておきました。

数日前に、重機レンタル会社の軽ダンプを借りて、近所(といっても30キロ離れている)の砂利販売所まで何度も往復しておよそ4トンの砂利を買ってきました。

使うセメントは400キロ。使う水は300キロ。

それをコンクリートミキサーに適量ずつ投入してこねて流す。これを×34回くりかえす。
週末の2日で打設する面積はおよそ16帖分。

1日目は手前の6帖分を練習がてらに。2日目は慣れているだろうから残りの10帖分を打設するという計画でスタートしました。
厚みはおよそ10センチ。
手前の6帖が出来上がった。
そして2日目。
残りのおよそ10帖分も出来上がった。

イメージトレーニングのおかげでことなく作業ははかどりました。

今回打設した厚み10センチのコンクリートスラブは、実はまだ下地の段階で、このあとさらに厚み5センチの床コンクリートを打設して金ゴテで表面を仕上げるという計画です。

道のり長いなぁ・・・。

しかし、こうして回数を重ね、すこしずつ技術を上げてゆこうという、そういう計画。

2024/02/14

小さい弁当。大きい幸せ。

こんにちはタラスキンボンカースです。

『豆まき』をした2月の初めは、伊豆半島の先端もまだまだ冬の様子でしたが、2月も半ばとなって急に春がやって来た。

気づけば『カワヅザクラ』が咲きそろっていて、いよいよ見ごろとなっていたので、慌ててお弁当を作って河原へ散歩に出かけた。
この日(2月12日)の『カワヅザクラ』は8分咲き。

ピンク色の並木をのんびりと歩いているとお昼になったので、黄色いナノハナの川べりに降りてお弁当タイムにした。
小さい弁当。

けれど小さいながらも、ナノハナと金時人参のちらし寿司と、香ばしく焼いた鶏手羽の塩焼き、出汁巻き玉子がぎゅうぎゅうに詰まっている。

小さいお弁当ですが、こうして春の景色を眺めながら食べると、おいしくてうれしいのです。
河原の並木はおよそ4キロほど。

河原には『カワヅザクラ』と、これから咲く『ソメイヨシノ』の並木が延々と続いていて、河の両岸を往復するとおよそ8キロほど歩いたことになる。

次々にくぐりぬけるサクラのトンネルと、何と言うこともないふたりの会話がずっと続いて、いつしか陽も傾いていた。

小さいお弁当を食べて、しゃべって、歩いているだけなのだけれど、幸せな1日。

2024/01/18

アロエの花

こんにちはtarasukin bonkersです。

伊豆の冬は暖かく、寒い日はほんの少しです。
真青な海に真赤な『アロエの花』が満開です。

アロエ(キダチアロエ)は、伊豆半島の南端でよく栽培されている植物で、主に化粧水など原料になります。

12月ころに花芽が伸び始めて、正月前後には真赤な花を咲かせます。
赤とオレンジを足して割ったような色。

冬とも思えない、少しも寒さを感じさせない、そんな色です。
暖かいので浜辺に散歩に来ました。

海岸にそそり立っている岩の束は、『柱状節理』と呼ばれるもので、液体の溶岩が冷えて固まる際に規則性のある六角にを形成されたものです。

六角柱の束が地面から突き出ているように見えます。

この辺り(伊豆半島のほとんど)は火山活動で出来ている陸地なので、至る箇所が冷えた溶岩や堆積した火山灰です。

さまざまな鉱物を含む鉱脈も多く、小さな範囲に様々な種類の岩石を見ることのできる面白い場所です。
陽が傾いたのでそろそろ帰りましょう。

2024/01/17

鏡開き

こんにちはタラスキンボンカースです。

先週の1月11日は『鏡開き』の日でした。
私たちの家でも『鏡餅』をふたつ(住まいの分と工房の分)おろしてこんがり焼いてお雑煮を作りました。

もち米で、きちんと作った『鏡餅』なので焼くと香ばしく膨らんでとてもおいしそう。
野菜をたっぷり入れた『お雑煮』が完成。

『鏡餅』の焼けて膨らんだ所が汁に浸かると、パリパリと音を立てて食欲をそそります。

『鏡餅』で作ったお雑煮は、何となくありがたい味がしました。

2024/01/01

2024年1月1日

2024年1月1日 TARASUKIN BONKERSです。

新年この日の大地震。

どうか皆さまがご無事でありますように。

2023/12/31

台所

こんにちはタラスキンボンカースです。

2023年の大晦日は、珍しく雨降りの朝でした。
大抵カラっと乾いた日が多い12月の末ですが、今日はしっとりもんわりと暖かい空気で、家の前にある山々には薄く雲がかかっていました。

そんな大晦日は、朝からずっと台所で過ごしています。
『おせち』づくりです。
まず『黒豆』。

朝起きてすぐに、黒豆を煮始めました。
黒豆は材料を鍋に入れて煮るだけなので簡単な料理ですが、長い時間煮るので最初に。
それから『豚の醤油煮』。

豚肉の塊を、ネギの青いところと生姜、1:1の醤油と酒で煮るだけの料理です。
全ての材料を小鍋に入れて弱火にかけ、煮立ったら15分くらいで火を止めると、あとは余熱で出来上がる。

明治生まれの祖母から伝わる料理です。
朝食の後には『栗きんとん』。

昨日作った”べにあずま”の焼き芋(茹でてから焼く)の中身をグッと絞り出して練ったものに、”甘栗”を加えるだけ。
栗の甘露煮があまり好きではないので、甘栗を使う。
残った焼き芋の皮はおやつに。
焼き芋の革をつまみつつ作る『田作り』。

昨日、下田市の鰹節店で買ってきた塩気のない小魚を使う。

砕いた生クルミを加えた。
三温糖を煮詰めて、お醤油を少しだけ加えた蜜を回しかけ・・・。
ザクザク混ぜるだけ。

ナッツの香ばしさが加わり軽い仕上がりでおいしい。
昼食の後片づけの続きで『伊達巻』。

市販の伊達巻はなぜあんなに甘いのかしら。

タマゴにはんぺんを加え、醤油と砂糖で薄く味付け。
ミキサーにかける。

フライパンに薄く広げて、パンケーキの要領で両面を焼く。
家には巻きすが無い。

ラップでくるくる巻いて、フキンに割りばしを並べてもう一度くるくるきつく巻くと・・・。

伊達巻のような見た目になる。
それほど甘くない伊達巻が完成。
こちらはキタダの『ポークパイ』。

『おせち』らしからぬメニューだが、ごちそう感のあるキタダの定番料理。

ポークパイが焼けるまで、キタダがもう一品、地物の野菜をたっぷり使った『筑前煮』を大鍋で作って、コンドウが『なます』と『ローストビーフ』を作った。

それから、長野県で買ってきた蕎麦粉をこねて夕食の年越しそばを準備して、このブログを書いています。

1年のうちほぼ毎日、毎日、コンドウとキタダが交代で作る『朝ごはん』・『昼ご飯』・『夕ご飯』。
今年もこの小さな台所で、たくさんのごはんを作って、たくさんオイシイと言って、ごちそうさまと言って、たくさん笑ったなぁ。

そんな2023年もあと少し。

皆さまも、どうぞ素敵な新年をお迎えください。

2023/12/28

静岡の旅行

こんにちは近藤です。

先週、静岡県を旅行しました。

伊豆も静岡なので変な言い方ですが、伊豆半島は静岡県の中心部とはだいぶ離れている場所にあるので、なんとなく遠くに出かけるという気がする。

やって来たのは『静岡空港』。
空港のまわりは茶の産地だけあって、見たこともない面積の茶畑が広がっていました。

畑のまわりを車で走ると、そこはかとなく茶を炒る香ばしい香りが漂っていて、刈り込まれたチャの木がまるでコーデュロイのようだった。
そして飛行機。

2023/12/13

ビーチコーミング

こんにちはタラスキンボンカースです。

週末は近くの海岸へ、ビーチコーミングに出かけました。
12月だというのに海の風は温かく、陽射しもポカポカと良い気持ちです。

足元を眺めながら波打ち際を歩くと、波が小石を転がす「ガラガラガラガラ」という音が絶え間なく耳をくすぐって、なんだか気持ちが落ち着く。
この浜には、小さな貝殻がたくさんありました。

浜の位置や潮の流れによって、流木や貝殻など打ち上げられているものは様々です。
日ごと、打ち上げられているものが違うのが、ビーチコーミングの楽しさでもあります。
『BEACH COMBING PAPER WEIGHT(ビーチコーミング ペーパーウェイト)』

ビーチコーミングの、そんな『楽しさ』を小さく詰め込んだペーパーウェイトです。
小石や貝殻、流木や木実やカラフルなプラスチックのカケラ。そのすべてが、そのままリアルな海岸の姿です。

てのひらに乗せると「ジャラジャラ」と、浜辺の音そのものの音がします。

『BEACH COMBING PAPER WEIGHT』は、福岡市<BBB&>/糸島市<bbb haus>でお選びいただけます。

どれも異なる中身です。

2023/12/06

林道の散歩

こんにちはtarasukin bonkersです。

11月の終わり、薄曇りの天気にも関わらず、ふと、林道を歩きたくなったので、お弁当を作って出かけることにしました。
林道に到着してすぐにお弁当を食べます。
簡単な弁当ですが、山で食べると何故かおいしいので得した気分。
ここが林道の入り口。

この林道は、数年前に見つけて、どこへ続くのだろう・・・と、ずっと気になっていたのです。

林道はたいてい、材木を切り出して搬出するために作られているので、植林の中で行き止まりとなっているはず。

行けるところまで行ってみましょう。
トラックが通れる幅があるので見通しは良いです。
砂利の路面に成長したコケのかたまり。

林の中に切り開かれた無機質な路面には、すでにたくさんの草木の子供が芽生えていました。

それはまるで、森の始まりの1コマを見るようで、初々しい景色です。
しっとり湿って静まり返った空気。

草木が静かに吐き出した空気は、ほんの少し甘い香りがして、体の中が浄化されるようで心地いい。

林道が続く限り歩いていられそうです。
そうやって無心に歩いていると、木々の隙間から夕暮れに映える遠い海が見えました。

林道の先はまだまだ続きますが、陽が沈むので引き返すことに。
林道のその先の続きは、また今度の楽しみに取っておくことにしましょう。

さよーならー。

2023/11/25

下田公園(城山公園)遊歩道

こんにちはtarasukin bonkersです。

先日、下田市街で買い物をした帰り道に『下田公園(イルカのいる『下田海中水族館』の近辺)』の岬をめぐる遊歩道を散歩しました。

太古の昔に海底火山が隆起して出来上がっている伊豆半島は、地質の変化に富んでいて、この遊歩道のあちこちでも様々な岩石や地層を見ることができます。
特に海水に浸食された凝灰岩(ぎょうかいがん:火山灰などが海底に堆積圧縮してできたもの)の岩壁は、白やベージュのやさしく美しい積層。

遊歩道に見られる草木は、あらかた海岸性の植生で、潮風にも負けず揺れているのは『ウバメガシ』や『シャリンバイ』などの照葉樹や『ツワブキ』など艶やかで硬い葉をもつ植物たちです。(つま潮風に弱い植物は育たない)

この遊歩道は下田の市街から程近く、よく整備されているので、春には磯辺でお弁当を食べたり、夏にはちょっと泳いだり、ちょこっと立ち寄れる楽しい場所なのです。
崖の上にのっかっているのは『下田東急ホテル』。

遊歩道は、磯をめぐって森を越え、いくつかのコースで周回することができます。
ゆっくり歩いて1周およそ1時間。

素敵な場所です。

2023/11/20

吉田口遊歩道

こんにちはタラスキンボンカースです。

先日、1泊2日の山梨旅行へ出かけました。

『吉田のうどん』の昼食をとった後、やって来たのは『吉田口遊歩道』です。

伊豆では旅の前日まで『半そで』『短パン』で過ごしていたのですが、さすがに標高1000メートルの山中湖あたりでは、ひんやりと空気が冷たい・・・。
とか、言いつつ『短パン』。

『北口本宮冨士浅間神社』から少し上がったところの、『諏訪の森自然公園』の駐車場に車を停めてそこから『中ノ茶屋』まで、細い細い森の中の1本道を歩くことにしました。

いちおう登山道の一部なので緩やかに上り坂。
モミジが紅く色づいていました。

うっすらと曇りの陽射しの中、色とりどりの落ち葉が広がる森の中は静かで、すがすがしくなんとも美しい。
11月半ば。暑くもなく寒くもなく、ゆっくり歩くのには良いシーズンです。